理事:長谷川 孝徳

(HASEGAWA Takanori)

日本には地域固有の祭礼・年中行事が今も営まれています。それらは、その地域の歴史と文化にいよって受け継がれ、その地域の「らしい」風情や情緒あるいはたたずまいを醸し出しています。

一方、都市化の進展や少子高齢化の進行、人々の生活様式の多様化など社会経済の変化に伴い、市街地環境(歴史的風致)が損なわれつつあります。

このようなことから、広く住民が地域の歴史と文化を再認識し、誇りと愛着が持てるよう、その地域(集落・まち)の個性を磨き、魅力を高めるため、さまざまな角度から研究を行っています。

専門

  • 日本文化史
  • 文化資源学

経歴

石川県立郷土資料館学芸員、石川県立歴史博物館学芸専門員、石川県文化財専門員を経て平成19年4月北陸大学未来創造学部教授、同20年同学部教務委員長兼国際教養学科長、平成28年4月国際コミュニケーション学部教授。令和3年3月31日定年退職、北陸大学薬学部及び留学生別科非常勤講師。4月1日より地域文化総合研究所代表。

この間、韓国国立全州博物館派遣学芸員、ロシア国イルクーツク州立郷土歴史博物館派遣学芸員、東京国立文化財研究所文化財虫菌害防除システム共同研究員、文化庁文化財生物劣化防除調査研究ワーキンググループ委員、放送大学非常勤講師、石川県立看護大学非常勤講師、国土交通省河川流域委員、金沢市史編纂専門委員、小矢部市史編纂委員、砺波市立散村地域研究所研究員、高岡市開町四百年検討委員会委員、高岡市立博物館整備検討委員会委員、高岡市万葉歴史館検討委員会委員などを歴任。

現在公職として、石川県人権教育推進委員長、石川県文化財保護指導員、金沢市景観審議会委員、金沢市伝統建造物群保存地区保存審議会委員、加賀市歴史的風致維持向上協議会副会長、高岡市歴史まちづくり協議会会長、小矢部市文化財保護審査会委員、藩老本多蔵品館学芸展示指導員に就任。